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浜松の生い立ち

鍵になると思われる出来事の深掘り


みかえる


 みかりん 静大工学部創立100周年

隠居してひねもす、郷土の歴史を学んでいて、ふと浮かんだこと・・・
この土地で生きていくためには、「やるしかなかった」 のかも

天竜川が作った 石と砂だらけの西遠江

遠江地質図 地質図NAVI

古生層 チャート 大草山・根本山 ジュラ紀バッジョシアン期 約1億7000万年前
洪積層 段丘堆積物 三方原台地 更新世前期 258万年前~約12,000年前 前半
段丘堆積物 三方原台地 更新世後期 258万年前~約12,000年前 後半
汽水成層ないし海成・非海成混合層 浜松城・高町・鴨江
沖積層 河川・海岸平野堆積物 平野部 完新世 約1万2000年前から現在まで
砂丘堆積物 平野・東海道線南 完新世

不毛の地と言われた三方原台地

天竜川が作った扇状地が隆起して出来た隆起扇状地と呼ばれる三方原台地。そのため粘土質、強酸性 赤土の中に、大小の丸い石がごろごろ、作物が育たない荒野でした 

幾多の大洪水に見舞われた平野部

江戸時代250年間で250回の洪水( ブラタモリの浜松編で話されていた )という暴れ天竜に翻弄されていた平野部。※万延元年(1860)の氾濫流は、浜松を横切り浜名湖にまで達したとの事。
その度に、家屋、田畑、村が流され、流路が変われば、すべてが消失。そのなかで協力して堤防を修復し瓦礫を取り除き立ち直った人々

天竜川水害記録一覧表
江戸時代では110回の水害(うち35回破提)が記載されています

「水害常襲地域の近世~近代」
    山下琢巳 著

三大都市から遠く離れ、港も資源もなく、県庁所在地でもない

現在 全国に20市ある政令指定都市のうち、県庁所在地以外の政令都市は、北九州市、浜松市、堺市、相模原市の4市。
三大都市圏および都道府県庁所在地以外では、最初になった北九州(1963年)から遅れること約40年後、浜松が(2005年)2番目の政令指定都市になりました。
しかも浜松には博多、堺のような人と富を集め繁栄させる港も、筑豊炭田や新潟油田のような資源すらありません。
1 横浜市 1956年9月
2 名古屋市 1956年9月
3 京都市 1956年9月
4 大阪市 1956年9月
5 神戸市 1956年9月
6 北九州市 1963年4月
7 札幌市 1972年4月
8 川崎市 1972年4月
9 福岡市 1972年4月
10 広島市 1980年4月
11 仙台市 1989年4月
12 千葉市 1992年4月
13 さいたま市 2003年4月
14 静岡市 2005年4月
15 堺市 2006年4月
16 新潟市 2007年4月
17 浜松市 2007年4月
18 岡山市 2009年4月
19 相模原市 2010年4月
20 熊本市 2012年4月


市民ミュージアム浜北
歴史資料館

浜北区染地台 辺田平1号墳(前方後円墳)から出土した国内3例目となる珍しい埴輪

“見返り鹿”からイメージして
  キャラクターを作成

江戸末期(慶応)曳馬野は「鹿の鳴き声の名所」として京都まで知られていて、京都の俳壇の師でもあった摩訶庵蒼山が曳馬野を訪れたときの紀行文を 「ひくまののにき」という文章にしています ==「みかたはら 三方原開拓150周年記念誌」==


静岡県浜名郡誌. 上巻 ( 大正3年出版 ) 名士 「摩訶庵蒼山」

古来、曳馬野は、萩で知られ、又 鳴く鹿と萩も秋の風情として対で万葉集で多く読まれている事から「鹿の鳴き声の名所」になったのかも